
Claude Code使ってるけど、中身がよく分からなくて不安です…

実はそれ、あなたの理解力の問題じゃないんだ。僕もエンジニアだけど、不得意な領域では同じことが起きてた
こんにちは!Renです!
「Claude Code使ったら動いたけど、中身が全然分からない…」
こんな不安を感じていませんか?
実は、これは能力の問題ではなく、Claude Codeの構造的な問題なんです。
今回は、非エンジニアがClaude Codeを使うとなぜブラックボックス化するのか、その構造的理由を、僕の実体験をもとに完全解説します。
Claude Codeのブラックボックス化は「使い方」の問題ではない
まず最初に明確にしておきます。
非エンジニアがClaude Codeを使うとブラックボックス化しやすいのは事実です。
しかし、それはあなたの「理解力不足」や「努力不足」ではありません。

でも、エンジニアの人なら理解できるんですよね?

それが違うんだ。僕もエンジニアだけど、不得意な領域ではまったく同じことが起きてた
僕は普段バックエンドの開発をメインにしています。
でも、フロントエンドやAWSの細かい設定は正直苦手。
そういう不得意領域でClaude Codeを使ったとき、まったく同じブラックボックス化が起きました。
ブラックボックス化は能力の問題ではなく、Claude Codeの設計思想と人間の認知のズレが原因
「ブラックボックス化」とは何が起きている状態か
まず、「ブラックボックス化」とは具体的にどういう状態なのか定義しておきましょう。
つまり、「動く=理解している」ではない状態です。
プログラムが動いても、なぜ動くのか、どういう仕組みなのかを説明できない状態。これがブラックボックス化の本質です。
エンジニアでも起きる現実
僕の実体験を詳しくお話しします。
ブログAgentの開発で、フロントエンド部分をClaude Codeにほぼ任せていました。
得意なバックエンド部分は問題なかったんですが、不得意なフロントエンド(React、CSS)では完全にブラックボックス化。
あるとき、Git差分を見て驚きました。
・自分が意図していなかった変更が大量に入っていた
・コミットログを見返しても「何をやったか」思い出せない
・「なんでこのファイルが変更されてる?」と後で気づいた
・変更内容を説明できない状態で本番環境に反映していた

エンジニアでもそうなるんですか…!

そう。得意領域なら問題ないけど、不得意領域では経験や知識が足りないから、同じようにブラックボックス化する
原因①:判断ポイントが人間の視界から消える
Claude Codeの最大の特徴は、コード生成・実行・ファイル編集・Git操作を一気に行うことです。
これは効率的に見えますが、問題があります。
本来人間が行うべき「判断のタイミング」が存在しないんです。

判断のタイミング…?

通常の開発なら、コードを確認してから実行するかどうか判断する。でもClaude Codeはその判断のタイミングをスキップして、いきなり実行まで進むんだ
非エンジニアは判断を放棄しているのではありません。
判断する場所がないんです。
Claude Codeは判断を代行してくれるのではなく、判断の機会そのものを奪う
判断のタイミングが消えることで、理解のチャンスも消える。
これがブラックボックス化の第一の原因です。
原因②:「説明」と「実行」が同時に進む構造
Claude Codeは、説明しながら即実行されます。
これが問題なんです。
人間の理解速度とClaude Codeの実行速度にミスマッチがあるからです。
「理解が追いつく前に次に進む」のが最大の問題

説明してくれてるのに、なぜ理解できないんでしょう?

説明を読んでいる間に、もう環境が変わってるからだよ。理解する時間がないんだ
「途中」を経験できないため、理解が定着しません。
これは、教科書を読みながら同時に試験を受けているようなもの。
読む時間も考える時間もなく、次々と問題が進んでいく。
原因③:最も危険な形の成功体験が積み上がる
Claude Codeで得られる「成功体験」には危険性があります。
・エラーが出ない
・見た目がそれっぽい
・とりあえず動く
・速い
一見、完璧です。
でも、実際は…
・なぜ動くか分からない
・再現性がない
・修正耐性がない
・「動く」以外の判断基準がない

成功体験って良いことじゃないんですか?

「うまくいった感覚」だけが残って、理解が置いてきぼりになるのが問題なんだ
エンジニアが気づけて、非エンジニアが気づけない理由
ここで重要な違いがあります。
エンジニアは経験上、システムの挙動やフローを確認する習慣があります。
「なんか変だな」という違和感センサーが働くんです。
しかし、それは不得意領域では鈍ります。
僕もフロントエンドやAWS設定では、その違和感センサーが働かなかった。
そして非エンジニアは、要件をAIに伝えることしかできません。
非エンジニアには「おかしいかどうか」を判断する基準がない
Claude Codeは「第一に動くものを作る」ため、理想の設計でなくても気づけません。
とりあえず動くコードを生成するのがClaude Codeの強み。でもそれは、理想的な設計や保守性を犠牲にしている可能性がある。その「ズレ」に気づくには、経験と知識が必要です。
「動く」と「正しい」は違う。
でも、その違いを判断する基準が、非エンジニアにはないんです。
原因④:質問が遅れる構造になっている
「分からなかったら質問すればいい」
これは正論ですが、問題があります。
問題は「質問しない」ことではありません。
「何を質問すればいいか分からない状態」になることです。

完成後に「なんでこうなってるの?」って聞けばいいんじゃないですか?

それが難しいんだ。「どこが分からないか」が分からないから、質問が抽象的になる
どこで分からなくなったか自覚できない。
完成後の質問は必ず抽象的になります。
・途中で質問できる場合: 「この関数は何をしているんですか?」
・完成後の質問: 「全体的に説明してください」
前者は具体的で答えやすい。
後者は抽象的で、答えを聞いても理解が深まりにくい。
エンジニア視点:なぜこれは避けられないのか
エンジニアは無意識に、3つのことを常にやっています。
・差分確認(何が変わったか)
・状態遷移の把握(どう変化したか)
・ロールバック可能性の確保(戻せるか)
非エンジニアは、これをAIが肩代わりしてくれると思ってしまいます。
しかし、AIが代替しているのは「実行」であって「責任」ではありません。

僕もエンジニアだけど、不得意領域ではこれができなくてブラックボックス化した。差分確認を怠ったことで、意図しない変更が大量に入っていたんだ
「動く」と「正しい」は違う。
AIは「動くコード」を生成しますが、「正しいコード」かどうかは人間が判断する必要があります。
それでもClaude Codeを使うなら守るべき最低限のルール
ここまで読んで、「じゃあClaude Code使わない方がいいの?」と思ったかもしれません。
いいえ、そうではありません。
「使い方の設計」が重要なんです。
・ブラックボックス化のリスクを下げられる
・「何が起きたか」を後から追える
・質問のタイミングを作れる
具体的な運用例
僕が実際にどうやってブラックボックス化を防いでいるか、具体的な手順を紹介します。
| Step1 | 小さなタスクに分割して依頼 「ログイン機能を作って」ではなく「まずログインフォームのUIだけ作って」と小さく分ける |
| Step2 | 実行後、必ずGit差分を確認 何が変更されたか、一行ずつチェック。意図しない変更があれば即質問 |
| Step3 | 分からない変更があれば即質問 「なぜこのファイルが変更されたの?」と具体的に聞く |
| Step4 | コミットメッセージに「何をやったか」を自分の言葉で書く AIの説明をそのまま使わず、自分の理解で書く。これで理解度をチェックできる |

特にGit差分確認は絶対。これをやるかやらないかで、ブラックボックス化の度合いが全然違う
結論:Claude Codeは「理解」の道具ではない
Claude Codeは理解を助ける道具ではありません。
理解の「結果」を高速に形にする道具です。
理解がある人には武器になります。
理解がない状態では、ブラックボックス製造機になります。
そして、エンジニアでも不得意領域では同じです。

つまり、非エンジニアは使わない方がいいってことですか?

いや、そうじゃない。「使い方を設計する」ことが大事。エンジニアでも油断すればブラックボックス化する。それを理解した上で、意識的に使えばいい
・ブラックボックス化は避けられない前提で使う
・Git差分確認とログ保存は必須
・一度に大きなタスクを任せない
・「動く=理解した」と勘違いしない
Claude Codeの学習効率については、ClaudeCodeは初心者に向いてない?学習効率を比較してわかった真実で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
AIと人間の役割分担について詳しくは、AIと人間の決定的な違い|失敗から学んだ正しい役割分担の記事も参考になります。
また、AI活用の前提知識については、AIを使えばプログラミング学習効率が3〜5倍に!でも9割が知らない「正しい順序」で解説しています。

ブラックボックス化は「能力の問題」じゃなくて「構造の問題」。それを理解して、意識的に使えば、Claude Codeは強力なツールになる
ではまた!



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